命日 [diary]
目の前に現れた屍は いまもなお美しい「威厳」の色をしていた
土と同化するのに どのくらいの年月がかかるのか・・・
よい行ないがどうかは どうでもいい
墓石を開き ご機嫌伺いをする
私なりのお墓参りなのだから。
14年前 前頭葉から海馬にかけてグリオーマに侵され 65歳で他界した父の命日
霊園にて わが家クオリティーとはこんなもの
枯葉のお面をつけ 風に向かって走る!
肝心なお坊さんは お寺のお家騒動とかでお彼岸も本日も来なかった。
お経を読めない自分達ができる方法は笑い声を届けること
豪華なお花や豪勢な供物ではなく
「心」なのだから。
父のことだから、「霊園で騒ぐな!」と怒りつつ ご近所さんにお詫びしていたかも知れないなぁ
あの日 泣き崩れた私達は 不思議とこうして笑えている
時間とはありがたいものです
今は どの辺りにいますか
先日は私の夢の中で あなたの愛犬と再会できましたね
知らない街の駅の階段で 孫娘とすれ違ったそうですね
相変わらずカッコよく 元気そうな姿に安心しています
いずれ私も そちらに行くでしょうけれど
やはり先日の私の夢の中で 知らない声が聞こえ
「何に摑まっても生きろ。
全うしたあかつきには門前にシルヴァンという猫がいるから その猫に・・・」
その猫に? どうしたらいいの~!?
目が覚めてしまい判らずじまい
とりあえず 猫に会えるようにガンガりますよん
ご存じの通り 母は病床についたまま 口だけは元気だよね~
お願いだから まだお迎えに来ないでください(笑)
やり残すことが たくさんありすぎるので
トルコキキョウの花びらの縁に あなたの渾身の「おやすみ」が映ります
こんにちは。
先日はコメントありがとうございました。
こちらの記事を読ませていただいて、偶然にもくれはさんのお父様と我が弟の命日が重なったことを知りました。
なんというか。
時間が経てば笑い合えることも、よくわかりました。
自分たちの時だけは、確実に過ぎてゆくのだなぁって。
お互い、悔いのないように生きましょう。
それが先に旅立ったひとたちへの供養ですね。
by あきこ (2012-11-03 11:08)